結婚しなくていいと思ってたけど結婚したはなし
30過ぎたら、ひとりが快適すぎて結婚したくなくなるよ。と先輩に言われて、
結婚するなら20代のうちにと思ってた。
そんな20代最後の年に、結婚の準備よりも仕事が優先、今結婚する意味ある?といった彼と婚約破棄をして、30歳を迎えた。
確かに、30歳になると、なんで結婚に焦ってたんだろうと冷静になる自分がいて、
仕事が忙しくなるにつれて、自分の時間のうち仕事の占めるウェイトが大きくなって、
土日も自由に動けるフリーのほうが仕事をするうえで気を使わなくていいのが楽になって。
一人で飲みにも行けるし、飲みに行った先では別で来てた人と仲良くなったりして、それはそれで楽しい。
上司には結婚する気がないことを心配され、合コン、お見合いを設定しようと奮闘してくださって、、
毎週ごはんに行ったり遊びに行くけど、一応付き合ってる彼とも結婚の話もでないし、しないんだろうなー、でも、一緒にいたら楽しいからこのままいられればなーと思ってた。
やりたいことに好きな人と結婚する、と書きつつも、どこかで、結婚することに後ろ向きな自分もいて。
平日に仕事から帰って、自分の身の回りのことですら面倒なのに、他人の面倒なんて見てられない、夜寝るのは一人のほうが休めるし、朝も早いの気を使わなくていいい。結婚に後ろ向きな理由はたくさん。
結婚しなくても、経済的にもどうにかなりそうな見通しがあればなおさら。
子どもは欲しいけど、もともとできにくそうな体質なのは前の婚約のときに言われてた。
2月末に今後のことについて話そうと、結婚して一緒にいるか、別れるかの2択を提示された。
このまま一緒にいるっていう選択肢はないの??と青天の霹靂だったけれど、とりあえず一緒にはいたいから結婚してみるか。と、一晩悩んで選んだ選択。
ちょっと傍若無人だけどかわいいとこもあるし、何より自分が自然でいられて、気負わない相手だから、一緒に暮らせるんじゃないかなと思ったのが決めてかもしれない。
二人暮らしは2LDKで部屋は別々、ご飯は一緒に食べるけど、朝昼は各人で準備、甘い新婚生活というよりもシェアハウスみたいな感じかもしれない。
ご飯を作ったりとか、洗濯をしてもらったりとか、掃除の気になるところが違ったりとか、なんとなく折り合いをつけつつ暮らせてると思う。
仕事はこのまま続けたい。人にはいつ何が起こるかわからないから。
仕事が自分を守れる手段であるなら、その手段は持っておきたい。
いつか生活のバランスが変わって、今の仕事じゃなくなっても、自分ができることを自分のできる範囲で続けていきたいと思う。
結婚する前も毎日楽しくまぁまぁ幸せな毎日だったと思う。
結婚をしたから幸せになったということも特になく、
結婚したことで、というより二人暮らしを始めたことで、面倒なことも増えたと思う。
でも、楽しい時間が増えたり、助けてもらってることも増えたから、プラマイゼロで同じくらい幸せなのかなと思ってる。
結婚してみて改めて、するもしないも、どっちがいいというのもないんだなと感じたはなし。